ピルの服用でよくあるのが「飲み忘れ」です。特に休薬期間が終わったあとの1日目の飲み忘れが多く、それも1日だけでなく複数日飲み忘れることもあるのです。休薬期間中は卵胞の発育があるので、排卵の起こる可能性が高くなってしまいます。21錠タイプのピルはこの飲み忘れが発生する確率が高くなってしまうので、28錠タイプのピルを使用してピルの服用習慣を付けることが大切です。

血栓症は最も注意しなければならないピルの副作用ですが、ピルのトラブルとして多いのは飲み忘れなのです。その前後に性交などしていれば妊娠の可能性を考えて不安になってしまいます。ピルの飲み忘れは精神的なストレスをもたらしてしまいます。ピルの副作用はほとんど心配することはありませんが、飲み忘れにだけは最大の注意が必要ですよ。

ピルの飲み忘れはいつも飲んでいる時間から24時間以内なら気づいた時に1錠飲んで、いつもの時間にも1錠飲めば大丈夫です。ちょうど24時間後に気づいた時は2錠飲んでかまいません。それ以上の時間が経過してしまった場合は確実な避妊は望めなくなるので、服用を止めて生理を待ちます。生理があればその日から新しいシートを服用します。もちろんその間は別の避妊方法をしてくださいね。

もし、ピルの飲み忘れのあった時に避妊なしの性交してしまい、それでも妊娠を避けたい場合はアフターピルを使用します。アフターピルは妊娠の可能性のある性交後72時間以内に服用する避妊薬です。アフターピルによって避妊が成功したかどうかは生理によって分かります。通常は次の生理予定日までにありますが、場合によっては予定日より1週間ほど遅れることもあります。

やはりその間は妊娠の不安で精神的なストレスもあり、ホルモンのリズムが乱れるので身体にとってもよくありません。こういった事態を避けるためにもピルの飲み忘れには十分に注意しましょう。

病気で入院中あるいは通院中の人は、血液検査を受ける機会が多いかもしれませんが、普通は血液検査を受ける機会はあまりありません。会社勤めの人は毎年健康診査を受けているので血液検査を受ける機会があります。会社勤めでなくても40歳以上ならば役所などで年に1回の健診が受けられるようになっていますが、健診を受けていない人もいるようです。せっかくの機会なので受けるようにしましょう。

厚生労働省の主導で行われている健診はメタボ健診とも言われ、食生活の向上やストレスによって増加している生活習慣病の予防を目的にしています。生活習慣病は自覚症状がないままに進行してしまいます。普段、健康だと思っていても血液検査で糖尿病、脂質異常症、肝機能障害などの生活習慣病が見つかることがあります。まれに、健診の血液検査から白血病などの病気が見つかることもあるので、血液検査を受けるようにしましょう。

ただし、血液検査の結果が基準値内であっても何の病気もないということではありません。体内に病気が潜んでいることもあリます。健診や血液検査の結果は健康を保証するものではないのです。

生活習慣病と呼ばれる病気には糖尿病、高脂血症、高血圧、アルコール性肝障害、通風、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、狭心症、不整脈、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆石症、歯周病、骨粗しょう症などがあります。これらの多くは自覚症状がないままに進行する病気で、血液検査で初めて見つかることもあります。特に糖尿病、腎臓や肝臓の障害は自覚症状が現れるようになると、病気がかなり進行していると考えられます。

静かに身体を蝕む生活習慣病はサイレントキラーとも呼ばれ、発症したときには重篤な状態であることもあります。心筋梗塞や脳卒中は突然起こり命を奪うこともある恐ろしい病気です。また、命は助かっても麻痺が残るなどの後遺症で、不自由な生活を送らねばならないこともあるのです。健診や血液検査は生活習慣病の予防に大変有効なので、せめて年に1回の健診は受けるようにしましょう。