病気で入院中あるいは通院中の人は、血液検査を受ける機会が多いかもしれませんが、普通は血液検査を受ける機会はあまりありません。会社勤めの人は毎年健康診査を受けているので血液検査を受ける機会があります。会社勤めでなくても40歳以上ならば役所などで年に1回の健診が受けられるようになっていますが、健診を受けていない人もいるようです。せっかくの機会なので受けるようにしましょう。

厚生労働省の主導で行われている健診はメタボ健診とも言われ、食生活の向上やストレスによって増加している生活習慣病の予防を目的にしています。生活習慣病は自覚症状がないままに進行してしまいます。普段、健康だと思っていても血液検査で糖尿病、脂質異常症、肝機能障害などの生活習慣病が見つかることがあります。まれに、健診の血液検査から白血病などの病気が見つかることもあるので、血液検査を受けるようにしましょう。

ただし、血液検査の結果が基準値内であっても何の病気もないということではありません。体内に病気が潜んでいることもあリます。健診や血液検査の結果は健康を保証するものではないのです。

生活習慣病と呼ばれる病気には糖尿病、高脂血症、高血圧、アルコール性肝障害、通風、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、狭心症、不整脈、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆石症、歯周病、骨粗しょう症などがあります。これらの多くは自覚症状がないままに進行する病気で、血液検査で初めて見つかることもあります。特に糖尿病、腎臓や肝臓の障害は自覚症状が現れるようになると、病気がかなり進行していると考えられます。

静かに身体を蝕む生活習慣病はサイレントキラーとも呼ばれ、発症したときには重篤な状態であることもあります。心筋梗塞や脳卒中は突然起こり命を奪うこともある恐ろしい病気です。また、命は助かっても麻痺が残るなどの後遺症で、不自由な生活を送らねばならないこともあるのです。健診や血液検査は生活習慣病の予防に大変有効なので、せめて年に1回の健診は受けるようにしましょう。