ビタミンは微量で体内の代謝を調節していますが、体内では作られない有機化合物です。ビタミンは油に溶けやすい性質の脂溶性と、水に溶けやすい性質の水溶性の2つに分けられています。ビタミンB群はそのうちの水溶性ビタミンに分けられます。

ビタミンB群のビタミンは酵素の作用を助ける補酵素の必須成分です。ちなみに補酵素として有名なものにコエンザイムQ10があります。「コエンザイム」は補酵素のことなのです。ビタミンB群にはビタミンB1、B2、B6、B12があります。ビタミンB1はチアミンと言われ、糖質及び分岐鎖アミノ酸の代謝に不可欠なビタミンです。欠乏すると脚気やウエルニッケコルサコフ症候群になることもあります。

ビタミンB2はリボフラビンと言われ、フラビン酵素の補酵素の構成成分として、ほとんどの栄養素の代謝に関係しています。欠乏すると、口角炎や眼球炎を引き起こすこともあり、子供の場合には成長障害が起こります。その他には脂漏性皮膚炎などがあります。

ビタミンB6はピリドキシンやピリドキサールなどの10種以上の化合物の総称のことです。主としてトランスアミナーゼやデカルボキシラーゼなどの補酵素として、アミノ酸の代謝や神経伝達物質といった生成等に関係しています。欠乏すると皮膚炎や動脈硬化性の血管障害、食欲不振などを引き起こします。

ビタミンB12はシアノコバラミンやメチルコバラミン、アデノシルコバラミンなどと同様の作用を持つ化合物の総称です。その生理作用はアミノ酸や核酸などの代謝に関与する酵素の補酵素として重要です。