共役リノール酸はトランス脂肪酸だけど?

トランス脂肪酸はFDA(アメリカ食品医薬品局)によって、その使用が規制されていますが天然のトランス脂肪酸である共役リノール酸は規制から除外されています。

常温では液体で存在する植物油を硬化させる際にトランス脂肪酸が発生します。マーガリン、ショートニングなどに含まれていますが、トランス脂肪酸を過剰に摂取すると悪玉コレステロールを増加させ心疾患のリスクを高めることが知られているので、アメリカではその使用が規制されています。

共役リノール酸は必須脂肪酸であるリノール酸のトランス型の異性体ですが、抗腫瘍、抗動脈硬化、抗アレルギー、抗糖尿病などの作用があるとされています。そのためFDAのトランス脂肪酸の規制から除外されるだけでなく、むしろ共役リノール酸が健康に良いと考えられてサプリメントとして利用されています。

共役リノール酸には身体に蓄積された脂肪の分解、燃焼を促進させる働きがあります。さらに余分な脂肪が細胞に取り込まれるのを抑制する働きがあります。つまり脂肪を減らすだけでなく、新しい脂肪が着きにくくなるのです。

生活習慣病の予防には内臓脂肪の蓄積を防ぐことが大切です。内臓脂肪の燃焼と脂肪の蓄積を抑制する効果があるので共役リノール酸は生活習慣病予防に効果があると言えます。しかも共役リノール酸の抗肥満効果は筋肉量を減らすことなく脂肪だけを減らすことができます。

そのため、共役リノール酸はダイエットをする人やボディビルダーに人気のサプリメントとなっています。